難聴になると、日常生活を送るだけでも大変なことが多くなります。
ですが、仕事をするとなると他社と関わるので、見えない障害である難聴は大変なだけでなく困ることもたくさん出てきます。
仕事上困ってしまう状況
仕事の種類はいろいろありますが、基本的には必ず人と関わります。
上司や同僚、顧客、業者などと会話をするのは業務の一つですし、電話対応が必要な職種もあるでしょう。
会話はしなくても、仕事関係のセミナーや勉強会など聞くだけでもほぼ何を話しているのか理解出来なかったりします(゚ー゚;Aアセアセ
仕事のやり方を教わる時にも指示を受けるときも、すべて会話をしなくてはいけません。
難聴だと、大きな声ではっきりとしゃべってもらわないと何を言っているのか分からないので、ミスをする確率が高くなります。
見た目が健常者であれば、聞こえにくい、聞き取れないという考慮はしてもらえません。
ミスをすれば仕事に支障をきたしたり、場合によっては損失を与える可能性があります。
接客業の場合だと、クレームを受けることもあるでしょう。
なら、難聴だということを会社に伝えればいいのでは?という疑問をよく聞かれますが、実際に難聴だということを会社に伝えても、ほとんどの場合働きやすく改善されることはないです。
難聴が理由で感じてしまう大変・困ったこと
難聴者に合わせて大きな声ではっきりと話してほしいというのは願望であり、実際には難聴者である自分が周りの音に対応できるよう改善する必要がある・・・というのが現在仕事をしていく上での必須事項となっています。
会社や業務内容によっては、難聴では仕事が出来ないのでクビになることもあります。
もし職場に残れたとしても、差別や特別扱いをされてしまうこともあるでしょう。
この人は難聴だからこの仕事は出来ない、難聴でかわいそうだから仕事を頼むのはやめようという態度は、心に大きな負担となります。
また、聞こえの改善で補聴器を使用しても、別の場所(部屋)での会議の内容が聞こえる可能性があるのなら使用はちょっと・・・と言葉を濁していた会社もありました。
このように、難聴や難聴での補聴器の使用に関して、認識や知識が高い人は通常ほとんどいません。
なので、嫌な言葉を聞いてしまったり、相手に負担をかけてしまっていることに、自分も大きな負担がかかりストレスとなってしまのです(T_T)
つまり、難聴であることを伝えて理解してもらったとしても、それで問題が解決するとは限らないのですねε- ( ̄、 ̄A) フゥー
もちろん、全ての人や状況で同じわけではありません。
置かれている環境では、非常に周りの理解を得られて仕事に従事出来ている人もたくさんいらっしゃいます。
能力に差があるのは障害者や健常者ということは関係なく皆同じですが、一定の仕事ができる人、もしくは努力して改善出来る人が仕事では求められています。
難聴の程度は人によって異なるため、できる努力は限られてしまいますが、それでも努力しつづけないと仕事の続けられなくなってしまうのです。
見えない障害は、社会人にとって必要不可欠な仕事がやりにくい環境を作り出すのです。
だからこそ、少しでも耳に異常を感じたり難聴の兆候が見られたら、すぐに対策を行って進行させないことが重要になるのですね(*^^*)
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