耳硬化症手術の前に聞こえていた音と今も聞こえる耳鳴りの音

耳硬化症手術の体験と経過

最近のわたしは、初めてお会いする人に最初に耳が聞こえづらいということを話すようになりました。
お話をした人がいつも気にしてくださっているのは「聞こえ方について」です。

 

”「聞こえづらい」ということがどんなことかわからない、どんな風にあなたの耳に音が届いているのかがわからない” 

 

気にしてくれていることがありがたく、そしていつもわたしも思うのです。
聞こえ方についてどれが本当の聞こえ方とかあるのだろうか?っと疑問に思ったことが何度もあります。

 

どのくらいが通常のボリュームなのだろうか・・・
この音はクリアなのだろうか・・・
耳鳴りの「キーン」や「ミンミン」って他の人も同じ音が聞こえるのだろうか・・・

 

誰かに何かを質問されたり、ちょっと悩んでしまうことを投げかけられたりする度に説明に困り果てます。
聞こえづらい私が聞いている音って説明出来ないのですよ・・・

 

そして、辛いことも悲しいことも説明出来ないのですよ・・・
聴力が低下してしまった私の耳に辛く当たってみたり、過去の私のケアしてこなかった行動を後悔してみたり。
それはもう、毎日が自分否定の毎日でした・・・

 

この私が聞こえている音の数々は一生他の人には説明出来ない音なのだろうな・・・とずっと思っていたのですが、聞こえ方のサウンドファイルを提供してくれているサイトを見つけたのです。

 

これこれ!この聞こえ方だ!

 

上から2つのサウンドファイルは「クラッシック」と「ロック」の例
3つ目のサウンドファイルは「耳鳴り」の例
最後4つ目は「純音」のサウンドファイルです。

 

私は両耳の耳硬化症ですが、手術をする前は全ての音が小さくこもって聞こえていました。
このサウンドファイルでは、自分の聞こえてくる音と全く同じではないけれど、似ている聞こえを感じることが出来ます。

 

聞こえづらくなると、孤独を感じたりすることがあります。
聞こえづらくなると、心の痛みを強く感じたりすることがあります。
聞こえづらくなると、コミュニケーショに恐怖を感じたりすることがあります。

 

けれど、このサウンドファイルがあるということは多くの人が同じように悩み、知りたい・伝えたいと思い、対策を探しているということですよね。

 

私は常に恐怖を感じて後ずさりしているような小心者ですが、自分がどんな状態か多く知ることで対策できるのだと学んでいるいるような気がします。 

 

自分の今の状況を受け入れることが出来て、はじめの一歩なんですよね(*^^*)
これからも前向きに進んで行きたいです。

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