耳硬化症は耳の中にある小さな骨の一つである「アブミ骨」が骨化してしまい、動きが悪くなることで振動を与えられなくなり聞こえが悪くなってしまいます。
音を聞こえるようにする方法は、手術するか、もしくは補聴器を使うかと2択となります。
私の最初の選択は、「どちらも選ばず他の方法を探す」でした。
2択と言われていたにもかかわらず、何もしないということを選択したのです。
補聴器を選択しなかった理由
一番の理由は、「補聴器は聞こえない」という周りの声からです。
補聴器はお試しで軽く買えるような金額ではなく、数十万するものです。
「補聴器」で調べてみるとあまり良いレビューを見ることができなかったからでした。
⇒追記:現在では良い補聴器を毎日使用しています。
手術を選択しなかった理由
聴力を失いたくなかったからです。
聞こえるようになるための手術なのに、おかしな理由だと思われるかもしれません。
手術をする前は聞こえづらくなっているものの全く聞こえないわけではありませんでした。
大きな声で話してもらえれば聞こえていたからです。
手術をするにあたって、リスクの説明を受けます。
そのリスクに怖くなってしまったというのが手術を選択しなかった理由なのです(TдT)
手術でのリスク
・顔が歪むかもしれない
・味覚がなくなるかもしれない
・今よりも聞こえが悪くなる、もしくは全く聞こえなくなる可能性がある
顔が歪みことに関しては、大きく歪んだことがないため、あまり想像がつかない。
味覚も同じで、味覚がなくなったことがないので想像がつかないのです。
けれど聞こえに関しては、実際に自分の聴力がどんどん低下して聞こえづらくなり生活するにも困ることが増えています。
聞こえづらいことで、将来への恐怖も感じるようになりました。
このことから、手術をしてもっと聞こえなくなったり、聴力が全くなくなってしまうというのは容易に想像できたからです。
”きっと他に聴力をよくする方法があるはずだ!”と他の病院を渡り歩くことになるわけです。
手術で良くなる可能性が高い病気に関しては、医者からの提案は手術でしかありません。
どこへ行っても前述で述べた通り、2択しかないのです^^;
最後に手術を選択した理由
進行性の難聴だったからです。
手術をせずにいても、聴力の低下はどんどん進んでいきます。
どのくらいのスピードで進むのかはわかりません。
けれど、いずれは全く聞こえなくなるかもしれないという事実だけは知っています。
何もしないで聞こえなくなるか、手術をして進行を止めることを選ぶか。
手術の成功率は高い・・・可能性があるのなら進行を止めて聴力を取り戻せるのなら・・・
手術を選んで良かったのか
後遺症がないと言えば嘘になります。
けれど、聴力は元には戻っていないけれど以前よりかはよくなっています。
顔が歪むこともありませんでしたが、味覚の部分は手術をするまえと異なっています。
ずっと聞こえていなかった耳が聞こえるようになった瞬間は、大人泣きするほどの感動がありました。
結果としては私の場合は、手術をして良かったという感想です。
けれど、手術という選択をするまでにはかなりの時間を費やしています。
他の治療法を調べてみたり、いくつもの病院にも足を運びました。
多くの先生は手術と補聴器、療法のメリットとデメリットを教えてくれます。
また個人の感想やアドバイスを伝えてくれる先生もいました。
たくさんの人から話しを聞き、ネットでも多くの声を拾い集め、決めた手術となりましたが、それだけの時間をかけて良かったんだと思える理由は、自分で納得するまで調べて確認して決めたことだからでしょう。
これから先もいくつもの選択肢が出てきますが、後悔をしないように進んでいきたいものですね(*^^*)
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