今年の5月に公開されていた記事によると「日本の難聴者数は世界でも3番目に多いけれど、補聴器の普及率は非常に低い」と書かれていた記事を読んで。
日本の難聴者の数が世界第三位に入るくらいにいるということに驚いた。
何故なら、そんなに多いにも関わらず国が支援しているのは重度難聴者のみ、すなわちほぼ聞こえない人に対してだけということに驚きです。
聞こえづらいけれど補聴器をしていない理由
グラフを見てみると、補聴器を理由していない理由として上げられていたのは意外にも「わずらわしい」ということだった。
私が補聴器を購入する際、過去に一度は補聴器の購入を考えたけれど止めてしまった人や一度購入したけれどもう二度と購入したくないという人の意見を聞きました。
その感想は「補聴器を使用しても聞こえない」というのが一番多かった理由だったのです。
高いお金を出して買うけれど、結局は使えない・・・
買うだけ無駄だから止めておいたほうがいいというのが彼らの感想でした。
またグラフには補聴器普及率もあり、日本では使っている人が非常に少ないのは金額が高額になることに加え、身近で気軽に試せないということも理由の1つではないだろうか。
自分に合った補聴器を購入するためにポイント
まず補聴器を購入するとき、何からリサーチを始めるでしょうか。
メーカーでしょうか、補聴器の形状でしょうか、または価格でしょうか。
私がオススメするのは、販売しているお店の人です。
補聴器はどのメーカーで合っても、聞こえない人のために最高のものを提供しようと頑張っています。
なので、多少の機能の違いはあっても、どのメーカーも素晴らしい補聴器なのです。
私が、リサーチして学んだのは探すべきはその補聴器をオススメしてくれる店員さんだということ。
この店員さんが、自分に合った補聴器を見つけるための最も重要なキーパーソンとなるのです。
補聴器が普及しないと思える私の個人的な理由
生活にもっと身近に気軽に試せる環境が揃っていて、聞こえるということを実現出来ていればもっと普及するのではないだろうか。
これからもっと色んなものが開発され提供されることになるのですから。
私が補聴器を購入するに当たって、とても不便だと思ったことがいくつかあります。
普及しない理由として私の個人的な意見です。
- 仕事をしていると行きづらい
- 補聴器の調整に時間をかけない
- 聞こえないと補聴器の金額を引き上げる
お店の営業時間が仕事の勤務時間と重なると休みをとったり遅刻や早退を繰り返す必要が出てきます。
賃金をもらって働いている私にとっては痛手ですね。
また、補聴器の調整には本来であれば時間がかなりかかります。
お店側としては購入してもらうまでに時間をかけると採算が取れないため、早めの購入を希望しているそうです。
そして、購入後に少しずつ調整をしていきましょう!と必ず言ってくれます。
私は試用期間に聞こえていないものを購入するつもりは全くなく、購入してからの調整はありえないと思っていた人なので早めの購入には至りませんでした。
試用期間中に調整しても全く聞こえない補聴器をとりあえず買うという人がいるのだろうか・・・とそっちの方が疑問です。
また調整しても聞こえが見込めない場合、必ず補聴器の金額をあげてきます。
金額が上がるということは機能が良くなり性能が上がるということです。
性能がが上がればもちろん良い補聴器でしょう。
けれど、性能を上げたからといって聞こえるようになるとは限らないのです。
また、高性能の補聴器をデモ機として貸し出してはもらえませんでした。
おそらくほとんどのお店で貸出はしていないと予想します。
なぜなら、一番安い補聴器でも素晴らしい性能で聞こえるか聞こえないかを試せるからです。
補聴器が普及するだろうと思える私の結論は・・・
購入する側の目線にもっと近づけば、購入者は増えるのではないのだろうか。
ちょっと聞こえてなくても、たくさん聞こえてなくても、どちらも生活には不便で本当は補聴器が必要なのですから。
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