難聴であることの悩みの1つに呼び方がある

難聴
 

難聴であることを説明するとき、同じ難聴を抱えている人と話すときには伝音性難聴なのか、感音性難聴なのかを伝えていたり具体的な難聴名を伝えていたりします。

 

 

難聴ではない人と話しをする時は、耳が聞こえづらいと説明していることが多かったのです。 

 

何故なら難聴という言葉のイメージは聞こえない人と捉えられることが多いような気がしているからです。

 

 

この難聴という言葉、漢字からすると聴くことが難しいということなのですが、耳が聞こえないんだよね!と言われたあと次に出て来る言葉は聴覚障害者となります。
私の場合、聞こえないわけではなく聴覚障害というのもしっくりこない・・・ 

 

 

確かに聴覚に異常があるために聞こえづらくなっている、すなわち障害があるということではありますが、聴覚障害者となるとまた違う・・・そんなことを考えながら過ごしているわけです(^_^;)

 

難聴者が使われる呼び方ってどんなのがあるの?

難聴者とは聞こえの程度に関係なく聴くことが難しい人全体を指し示しています。
難聴の種類では、軽度難聴、中程度難聴、高度難聴、重度難聴、ろう者です。

 

 

この聞こえの程度は、聞こえている人にはあまり関係なく聞こえない人に属されるのです。

 

 

他の呼び方で言うと、難聴者、聴覚障害者、ろう者、中途難聴者ともなるのですが、これもどちらかというと聞こえない人と一括りになってしまうことがほとんどでした。

 

 

難聴のことを詳しく説明したところで、しっかりと理解しながら聞いてくれる人は限りなくゼロに近い・・・  

 

 

本人が聞こえづらくなっている状況がない限り全く興味のない話なのです。

 

 

知りたいのは、聞こえるのか聞こえないのかだけなのですね。 
そこで、私がいつも自分の事を簡単に説明するときはもっぱら「会話が聞こえづらい人」です。

 

 

聞いている相手からすれば、会話が聞こえない人も、聞こえていない人も一括りで同じなのかもしれませんが、私からすると大きな違いがあります。 

 

 

呼び方に違和感を感じるのは自分の症状とは異なるから

一般的に難聴というと、感音性難聴をイメージする人の方が多いのですが、私の場合伝音性難聴のため、難聴の症状も異なります。

 

 

そして、障害者として手帳をもらっているわけではないので、聴覚障害者と言われるとたっぷりとした違和感があるのです。

 

 

手帳をもらうということはそれだけ困難さが違うということで、私とは比べられないくらい大変な経験をされていることでしょう。

 

 

基本的にこの自分の状況を伝えるときには、「聞こえづらくなっている」や「聴力が低下している」など今現在の状態のみをつたえるようにしているのは、呼び方に違和感をずっと感じていたからなのでしょう。

 

 

同じ状況の人と話すときっと解る呼び方の問題

近くに同じ状況の人がいるのであれば、どんな呼び方をしているのか知ることができるだろう。 そして、どんな呼ばれ方に違和感があるのかどんな呼ばれ方で傷ついているのか。 

 

 

私とは違う意見を聴くことができるのだろうし、悩んでいるのは私だけなのかもしれない。
そんなことを考えながらまた月日が流れていくのでしょう。

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