難聴・・・
突然呼ばれている声が聞こえなくなってる現実をなかなか受け入れる事が出来ません。
聞こえないことの理由が自分にあるとは考えられないからです。
呼んでいる声が小さいからじゃないか、ざわざわしている場所だからじゃないか、耳垢が詰まっているからなのかな・・・などど申告にも考えていなかった自分がいます。
今まで聞こえていたのに聞こえなくなるって現実味がなかった。
おじいさんや、おばあさんになってからの問題か先天性の問題で自分にはあまり関係ないと思っていました。
突然聴力が低下して、こんなにも身近にあるなくてはならないものだけれど、こんなにも軽視していたのだな・・・と実感しています。
難聴になってしまう多くの理由には、耳を酷使したり、ストレスによるものです。
原因不明と診断される場合も少なくありません。
治療は長期間に渡ることもあり、時間もお金も使うことになります。
仕事中に怪我、または仕事が原因で病気になった場合は労災認定を受けることができますよね。
こういった怪我や病気は労働災害に当たるため、国から保険金の支給を受けられからです。
では、仕事によるストレスで難聴になってしまった場合は、労災認定はできるのだろうか・・・
仕事中の難聴には、職業性難聴と突発性難聴の2種類があるのです。
職業性難聴とは
職業性難聴というのは、長時間騒音にさらされる環境、もしくはインカムなどで常に耳に負担をかけられる環境によって起こる難聴です。
音響性難聴や、騒音性難聴とも言います。
例えば、工場や空港で働いている人や音響の関係を仕事をしている人に発症しやすいのが職業性難聴です。
発症はストレスや疲れ、寝不足などがあげられています。
80デシベル以上の大きな音を聞き続けると内耳の器官に障害が出ると言われています。
80デシベルの目安の音は、地下鉄の車内や電車の車内です。
突発性難聴とは
突発性難聴の原因ははっきりと解明されていませんが、発症した人のケースによるとストレスが溜まっていたり睡眠不足や慢性疲労の状態が多いことから、仕事によるストレスが原因の一つと言われています。
ただし、突発性難聴の診断の場合は現在は不明だからという理由で突発性難聴の診断になる場合もあります。
非常に判断しずらい病気だからですね。
違う病気が隠れている可能性もあるわけです。
私も突発性難聴が初めの診断でしたが、時間の経過とともに別の病名・診断に変わっています。
セカンドオピニオンやサードオピニオンなど、数カ所の病院で確認なども必要ではないかと考えます。
職業性難聴の聴力は徐々に低下していくのに対して、突発性難聴は急激に低下します。
昨日まで聞こえていたのに、今朝起きたら聞こえない・・・ということもあるのです。
どちらも仕事が原因となって難聴が起こっていますが、労災認定を受けられるのは職業性難聴だけなのです。
しかも、職業性難聴だとしても認定が受けられるのは条件を満たしている人だけに限られます。
労災認定が受けられる条件とは
その条件とは、85デシベル以上の騒音を受ける環境で、5年以上働いているということです。
また違う日程で聴力検査を3回行うこと、日程は85デシベル以上の音を受けてから1週間空けるということという規定もあります。
さらに離職して5年以上経過すると、認定は受けられません。
職業性難聴であっても、これだけ厳しい条件をクリアしないと労災認定はおりないのです。
そのため、突発性難聴のように明確な原因がないストレス性の難聴は、ほぼ労災認定がおりません。
労災は、勤務時間中に行っていた業務が原因となる疾患であることが、客観的に認められる必要があります。
つまり、医師が難聴の原因を仕事によるものと判断しなければ、基本的に労災認定はできないのです。
労災保険は働く人の生活を守るためにありますが、ストレスが原因の場合だと認められないのが実情です(T_T)
なので、サプリメントなどで耳のケアを行い、ストレスによる難聴にかからないようにするのが良い方法となるのです。
参考サイト
・https://www.nancho.jp/jp/nancho/01_nancho-info/about_nanchou
・https://www.cochlear.com/jp/home/understand/hearing-and-hl/what-is-hearing-loss-/types-of-hl
・https://www.medel.com/jp/hearing-loss/
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