難聴は、文字通り聴くことが難しい・耳が聞こえづらいという症状です。
しかし、聞こえづらさは難聴の程度によってまったく違うのです。
難聴のレベルによって対処法が変わってくるので、程度の高さとレベルを判断するデシベルについて知ることも大切ですね(*^^*)
聞こえの程度
難聴の程度は、軽度難聴と中等度難聴、高度難聴、重度難聴の4段階に分かれています。
軽度難聴であれば、1m程離れた距離の声でも聞き取ることが出来て、言葉も理解出来ます。
中等度難聴になると、1m離れた距離でも少し大きめの声じゃないと聞き取れません。
オフィス内のデスクで言うと、前のデスクに座っている人までの距離はデスクの大きさにもよりますが大体1.5m〜2mくらいです。
中等度難聴だと、音は聞こえますが声の大きさによっては言葉を聞き取ることが困難なのです。
小声だと軽度難聴でもところどころ聞こえづらいかもしれませんね。
普通の話し声だと聞き取りづらいため、少し大きい声・強めの声をだしてもらう必要があります。
高度難聴の場合だと、耳に向かって大きな声を張り上げてもらわないと聞き取れません。
このように、難聴の程度の高さは4段階で分けられるのですが、それでもまだ自分の聞こえがどのレベルかを正確に判断するのは難しいです。
そこで目安となるのがデシベルなのです(*^^*)
デシベルとは
音・電波の大きさや強さを表している単位として使われており、数字が大きくなるほど音や強さも大きくなります。
人が聞こえる音の限界は「0db」で表示されていますが、ほとんどの人は認識出来ない音のようです。
実際に音として認識出来るのは10dbくらいからとされています。
私達が生活している中で、実際に関わってくるのは120dbくらいまでです。
一般的な会話は「60db」、飛行機の音は「120db」です。
その他に身近で良く聞こえてくる音は、紙に鉛筆で字や絵を書く時の音。
この音は「40db」くらいと言われています。
この音は、私には聞こえてこない時のほう多いです・・・^^;
このようにデシベルが上がるほど音も大きくなっていくため、デシベルで騒音レベルを知ることも出来るのです(^o^)
聴力レベルと聞こえの目安
軽度難聴の平均聴力は25から40デシベルで、騒音レベルは小さい声や深夜の郊外での音です。
自分の耳には小さな囁き声も問題なく聞こえるレベルです。
中等度難聴の平均聴力は40から70デシベルで、騒音レベルは静かなオフィスや走行中の車内での音です。
このレベルになると、自分の耳に届く普通の会話が聞き取りづらくなってきます。
高度難聴の平均聴力は70から90デジベルで、騒音レベルは走行中の電車内やサイレンの音などうるさいと感じる音です。
自分の耳には大きな声で話してもらっていても、いくらか聞こえることが出来る程度です。
重度難聴の平均聴力は90デシベル以上で、騒音レベルは地下鉄構内や車のクラクションの音などです。
自分の耳には声を張り上げてもらっても、ほとんど聞くことが出来ないレベルです。
聞こえるレベルは個人差があり、必ずしもこのようなレベルと一致しない場合もありますが、自分がどの程度聞こえているのかの目安にすることは出来ます。
自分がどのくらい聞こえているのか知る場合は、病院で聴力検査を受けます(*^^*)
補聴器専門店でも、聴力検査をしているところはありますが補聴器購入が前提だったりします。
補聴器を取り扱っているメガネ屋さんでも聴力検査をしてくれるところがありますが、やはり購入が前提の場合が多いです。
以前、私は断られたこともありますが、場所によって違うので聞いてみると良いですね^^
やはり確実に聴力を調べてくれるのは病院です。
健康診断にも聴力検査は含まれていますよ(*^^*)
聴力に異常や不安を感じたら、まずはデシベルを確認してみることで早めに状態を知ることが出来、早期改善に繋がりますよ^_^
参考サイト
・https://www.nancho.jp/jp/nancho/01_nancho-info/about_nanchou
・https://www.cochlear.com/jp/home/understand/hearing-and-hl/what-is-hearing-loss-/types-of-hl
・https://www.medel.com/jp/hearing-loss/
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